家を建てるときに予算はいくら必要?安く抑える方法はあるのか?

公開日:2022/12/01

家

これから家を建てる場合、多くの人の頭を悩ませるのが予算です。住宅建設には当然のことながら費用がかかり、資金計画を綿密に練っておくことが欠かせません。しかし、具体的にどのくらいの予算が必要なのでしょうか。今回は家を建てる際の費用相場について、予算別に建設できる家の特徴、費用を安く抑える方法と一緒に解説します。

家を建てる際にかかる費用の相場

家を建てる際に必要な費用は大きく「土地の購入費」「建築費用」「そのほかの諸費用」の、3つに分けられます。それぞれの詳細を以下でみていきましょう。

土地の購入費

家を建てるためには土地が必要です。すでに土地を持っていたり、これから相続や贈与などで手に入る予定があったりすれば、購入する必要はありません。購入する場合は次のような費用がかかります。

・土地代

・仲介手数料

・不動産売買契約書への印紙代

同じ面積土地でも、土地代はエリアによって大きく相場が異なります。以下は住宅金融支援機構が発表している「2021年度フラット35利用者調査」による、土地取得費の平均額です。

・全国:1,444.9万円

・首都エリア:2,220.9万円

・近畿エリア:1,693.1万円

・東海エリア:1,274.3万円

・そのほかのエリア:912.3万円

建築費用

建築費用には大まかに、次のようなものが含まれています。

・本体の工事費

・別途工事費

本体工事費には基礎や柱、屋根、壁などが含まれ、建築費全体の約75%を占めます。別途工事費は地盤調査費や改良工事費、電気工事費、ガス管や水道管などの敷設工事費などが含まれ、建築費全体に占める割合は25%ほどです。また、地鎮祭を行う際は、別に5万円ほどかかるでしょう。

建築費用の相場は1,000万円~5,000万円と、幅があります。

そのほかの諸費用

そのほかの費用として、ケースによっては次のようなものが必要です。

・火災保険料

・税金

・登記代行手数料

・仲介手数料

・住宅ローン関係の費用

予算別に異なる建てられる家の特徴

先で述べたように、建築費用の相場はデザインや設備などによって、1,000万円~5,000万円と幅があります。続いては予算別に建てられる家の特徴をみていきましょう。

【1,000万円】シンプルでローコストな住宅

もっとも相場の額が小さい1,000万円で建てられるのは、シンプルでローコストな住宅です。「凹凸がない箱型の形状」「シンプルな間取り」「少ない窓」「標準レベルの設備」など、生活する上で最低限の作り・設備となっているケースが多いでしょう。コストを抑えられるだけでなく、完成までの期間が短いのも特徴です。

【2,000万円】断熱性や耐震性の基準をクリアした住宅

2,000万円の予算をかけられる場合、耐熱性や耐震性の基準をクリアした住宅を建設できるでしょう。外壁材や内装材だけでなく、間取りにもある程度の自由度が増えます。ただし、希望をすべてかなえることは難しいため「こだわるポイント」を絞ることが大切です。

【3,000万円~】それぞれの希望をかなえた住宅

3,000万円以上の予算があれば、それぞれの希望をかなえた住宅を建てられるでしょう。建物の形状や外装・内容の素材、デザイン、間取り、設備などに自分の好みを入れられます。

家を建てる費用を抑える方法

住宅建設に関する費用は、決して安くはありません。できるだけ建設費用を抑えたい場合は、以下で紹介する方法を取り入れてみるとよいでしょう。

方法①:希望する条件に優先順位をつける

デザインや間取り、設備などの希望が多くなればなるほど、トータル費用は大きくなってしまいます。そのため、希望する条件を洗い出したら、それぞれに優先順位をつけてみましょう。予算に応じて、本当に必要なものだけを取り入れられます。

方法②:総2階建てにする

総2階建てとは、1階と2階の構造が同じものを指します。あらかじめ2階建ての家を建てようと思っている場合は、総2階建てにするとよいでしょう。凹凸がなくなることで、壁や屋根の面積が小さくなり、材料費をセーブできます。

方法③:水回りはできるだけ1カ所にまとめる

キッチンやトイレ、洗面、浴室といった水回りは、できるだけ1か所にまとめるのがおすすめです。水回りが分散された構造では給排水設備が複雑化し、その分の費用が高くつきます。「2階建てでも、トイレは1か所にする」「1階と2階のトイレは、同じ位置に設置する」「トイレとキッチン、浴室を近場にまとめる」などを意識するとよいでしょう。

方法④:複数の会社に相見積もりをとる

同じような条件の住宅を建てようと思っても、ハウスメーカーや工務店などによって費用が異なります。そのため、複数の会社から相見積もりをとるようにしましょう。

まとめ

住宅を建設するときの費用は土地代の全国平均が1,444.9万円、建築費用の平均が1,000万円~5,000万円です。建てる場所や面積、間取り、内装、設備などによって大きく異なります。いづれにしても決して安くはない金額のため、綿密な資金計画を立てることが欠かせません。資金計画や住宅ローンで不安がある人は、住まいの相談窓口を利用してみてはいかがでしょうか。専門のスタッフが無料で相談に乗ってくれます。

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